バックパッカーは徒歩移動が多くなりがちなので、持ち物は最小限にとどめるべきです。
長旅に備え、大きなバックパックと沢山の持ち物が必要だと思われるでしょう。しかし、そこまで多くの持ち物は必要なく、バックパックの容量は40〜50Lで十分です。 では、どんな持ち物が必要なのでしょう。
そこで、この記事では
- 必需品
- 現地購入でいい持ち物
- シーン別の持ち物
- 旅の便利グッズ
を紹介します。
これだけあれば旅できる!必需品15選
下記は、筆者が東南アジアをバックパッカーする時の持ち物です。最初は沢山の持ち物を詰め込んでいましたが、意外と使わないものが多いことに気づき以下のラインナップになりました。
この15点さえあれば、旅はできます。パッキング後の重さは10〜15kg です。
- バックパック
- サブバッグ
- パスポート
- クレジットカード
- ドライヤー
- サンダル
- ワイヤーロック
- 洗面用具
- 衣類(3〜4日分くらい)
- 衣類圧縮袋
- 充電器、コード類
- 変換プラグ付属の変圧器
- モバイルバッテリー
- 折りたたみハンガーと洗濯紐
- 常備薬
実は意外に使わないもの
- ブルーシート
- ガイドブック
- WiFiルーター
筆者は上記のものは、いずれも1回も使うことはありませんでした。
ブルーシートは安宿のベッドがもの凄く汚い時、ベッドに敷く人がいるそうですが、大抵の国では1,000円も出せばある程度清潔なゲストハウスに泊まれます。 切り詰めすぎて劣悪な宿に我慢して泊まるくらいなら、最初から予算を多めにして綺麗な宿に泊まる方がストレスがありません。
ガイドブックは今の時代ほぼ必要ない です。かさばるので邪魔になるのはもちろん、いくらでもネットで情報収集できます。コロナ禍以降、海外でも日本同様、 めまぐるしく現地の情勢は変化していますので、もはや2〜3ヶ月前に出たばかりのガイドブックですら情報に間違いがあるケースもあります。
WiFiルーターも確実に不要です。海外は日本よりも無料WiFiが普及しています。宿はもちろん、レストラン、デパート、都市によっては街中でもフリーWiFiが飛び交っているくらいです。 そもそも、現地でSIMカードを購入すればWiFiすら必要ありません。
消耗品は現地購入で良い
- シャンプーや石鹸類
- トイレットペーパー
- 洗剤
といった消耗品は現地購入がおすすめです。
シャンプーや洗剤などの液体物は飛行機内に持ち込みできる容量が決まっているため、容量にあった容器を別途用意しなければいけません。日本から持っていくのは面倒です。 また、シャンプーや石鹸、トイレットペーパーくらいなら完備している安宿は多いです。必要であれば現地で購入できます。
必需品15選の注意点
バックパック
(筆者が実際に愛用しているバックパック)
バックパックの容量は20〜70Lまで幅広いですが、持ち歩きやすく、小さすぎない容量は40〜50Lが理想です。旅先が常夏の国なら、衣類がかさばらないので40Lで十分でしょう。
バックパックを購入する際はノースフェイス(North Face)やコロンビア(Columbia)、カリマー(karrimor)など名の知れたアウトドアブランドを選びましょう。15,000〜20,000円くらいで購入できます。
無名ブランドや安物は破損や劣化が早い のでおすすめしません。また、以下のポイントを抑えているバックパックがおすすめです。
- ポケットが多い(小さい荷物の住み分けに便利)
- ウエストベルトがある(肩への負担を背中全体に分散できる)
- サイドアクセスできる(荷物の取り出しが楽)
サブバッグ(ボディバッグ)
観光や街歩き時に貴重品を持ち歩くために使用します。 海外では背後からのスリ防止のため、サブバッグを前にかけて使用することが多い です。前にかけた時の使い心地が良いものを持っていきましょう。
パスポート(ケースも)
パスポートは残存有効期間が3〜6ヶ月以上残っているかを必ず確認しましょう 。残存有効期間が短いと入国できない国もあります。 また、損傷や水濡れに備え、パスポートケースも持っておくと安心です。
クレジットカード
クレジットカードがないと不便です。まず、ネットで航空券購入や宿の予約ができません。昔のバックパッカーは現地で足を使って宿を探していましたが、現在はagodaなどの予約サイトを利用すれば、希望の予算や立地の宿を口コミを見て即座に探せます。
屋台や個人商店では利用できませんが、観光客用のレストランやお土産屋では大抵クレジットカードを利用できます。
加えて、多くのクレジットカードには海外旅行傷害保険が付帯されています(カードによって適用条件は異なります)。別途お金を払って海外旅行保険に加入しなくて良いのは大きなメリットです。
また、現金のみで旅をするのは危険です。万が一盗難されるとその日の宿すら確保できなくなりますので、リスク分散のためにもクレジットカードは持っておきたいです。万が一現金を紛失しても現地のATMでキャッシングできるのは心強いでしょう。
国際ブランドとして代表的なVisaもしくはMastercardであれば、ほとんどの国でキャッシングを利用できます。
クレジットカードを作れない人は、海外で利用できるプリペイドカードを作りましょう。
ドライヤー
海外はドライヤーを完備していない安宿が多いので、小型かつ軽量で、海外の電圧に対応したドライヤーを持参しましょう。
日本で使われているドライヤーの電圧は100vです。しかし、例えばアメリカの電圧は120v、中国やタイは220vです。近年販売されている100〜240vの幅広い電圧に対応しているドライヤーを購入するのがおすすめです。スイッチを押せば電圧を切り替えられます。
サンダル
宿からコンビニへ行く時など、ちょっとした外出時にあると便利です。また、暑い国ではサンダルメインで行動するでしょう。歩き疲れしにくいアウトドアサンダルがおすすめです。
ワイヤーロック
海外には鍵がない安宿が多いです。また、ドミトリーのロッカーにも鍵がないことは珍しくありません。バックパックを宿に置いて外出する際も、必ずワイヤーロックをかけます。鍵をなくすと面倒なので、ダイヤル式のワイヤーロックがおすすめです。
洗面用具
歯ブラシ、歯磨き粉、髭剃り、耳かきなど。
衣類(3〜4日分)
衣類は3〜4日分あれば十分です。長時間のバス移動や飛行機移動に備え、お腹周りを締め付けないスウェットパンツなどが1着あると良いです。また、羽織れる長袖も1着持っておきましょう。暑い国の施設内やバス内はエアコンが効きすぎている時があります。
ブランド服や過度に肌を露出した服はトラブルの原因になりやすいのでNGです。
下着は2〜3枚多めに!
Tシャツ等であれば、汚れたら安い物を現地で買いなおせば良いです。しかし、下着は着用感などの好みがわかれやすいため、紛失や汚れに備えて着用し慣れた物を多めに持って行くと良いです。
現地で下着を買おうと思っても、国によっては「どの店もブリーフしか売っていない…」なんてこともあります。
衣類圧縮袋
(筆者の3日分の衣類)
衣類はかさばりやすいので、圧縮袋は必須です。袋ごとにシャツ用、下着用、上着用と分けて荷造りできるのも便利。
充電器、コード類
充電コードは長めのものを持参しましょう。ベッド脇にコンセントがない安宿が多いです。
変換プラグ付属の変圧器
海外はプラグ形状や電圧が日本と異なる国が多いため、変換プラグ付属の変圧器は必須です。
モバイルバッテリー
地図アプリ、写真アプリ、SNSを使用する時間が増えるため、日頃より早くスマートフォンの充電が切れます。モバイルバッテリーも必需品と言えるでしょう。
折りたたみハンガーと洗濯紐
自分で衣類の洗濯と乾燥をさせたい人は持参しましょう。ただ、筆者はコインランドリーやクリーニング屋を利用することが多いです。宿に衣類を干すスペースがなかったり、乾燥中の衣類が紛失することもあるからです。よほどの節約志向の人でなければ必要ないかもしれません。
常備薬
海外でも薬を購入できますが、説明書が現地語でしか記載されていなかったり、自分の体に合わないこともあります。
(タイの下痢止め。表記はタイ語のみ)
解熱剤、下痢止め、咳止めくらいは日本から持参した方が良いです。
シーンやエリア別の持ち物
渡航時期や渡航先、また旅行目的によって下記の持ち物も用意しましょう。
- 防寒着(コンパクトにたためるもの)
- ドレスコードを意識した服
- 折り畳み傘もしくはカッパ
- 水着
- 国際免許証
防寒着(コンパクトにたためるもの)
かさばらないようコンパクトにたためる防寒着を持参しましょう。筆者はユニクロの収納バッグ付きダウンを使用しています。驚くほど軽く、それでいて保温効果が高いのでおすすめです。
ドレスコードを意識した服
海外にはドレスコードを設けているルーフトップバー、ビーチクラブ、ディスコ等が多いです。 こうしたインスタ映えする場所は、旅行前は行く気がなくても現地で偶然仲良くなった日本人と盛り上がって行く機会があります。そんな時に備え、カジュアルな服を(例えば男性なら、襟付きのシャツと長ズボンを1着)用意しておきましょう。
折り畳み傘やカッパ
雨季の東南アジアを旅するのであれば必要です。日本とは異なり、急な天候変化が多いです。
水着
海へ行く予定の人は持参しましょう。しかし、大抵はビーチ沿いの露店でも販売しているため、現地購入でもOK。
国際免許証
現地で車やバイクを運転する人は取得しましょう。途上国は鉄道や地下鉄等の公共交通機関が発達していないため、現地で運転できる方が行動範囲が広がります。また、単純に楽しいです。
国際免許証は2,400円払えば即日で取得できます。
バックパッカーの便利グッズ
最後に「これがあると旅がもっと楽になる」便利グッズを紹介します。日常生活でも使えるアイテムもあります。
- バスルームポーチ
- SIMカードケース
- アイマスク
- ポケトーク
バスルームポーチ
歯ブラシ、歯磨き粉、髭剃り、ヘアスプレーなどの細々した洗面用具一式をコンパクトにまとめられるポーチです。このポーチの特徴は、ポーチ上部にフックがついている点。
安宿の洗面台は小さく、洗面用具を置くスペースがないことが多いです。フックでポーチを掛けておけば、洗面用具を取り出しやすくなります。
SIMカードケース
複数カ国を周遊するバックパッカーは持っておくと便利です。各国のSIMカードを一つのケースにまとめられます。破損や水濡れからも守れます。
アイマスク
長時間のバス移動や飛行機移動に備えて持っておくと便利。機内で快適に睡眠できます。
ポケトーク(翻訳機)
基本的にバックパッカーが行く外国人が多い場所では、接客英語や旅行英語くらいなら通じますが、込み入った話は現地語でないとほぼできません。
確かにGoogle翻訳やDeepL翻訳の精度は年々向上しています。ただ、あくまで英語のみという印象です。例えばタイ語をgoogle翻訳に入れても、単語は正確に訳せますが、文章になるとほぼ意味が通じません。 そのため、現地の人ともっと交流を深めたい人は、ポケトークを持っていくことをおすすめします。宗教の話、その国の政治の話、普段思っていることなど、リアルの会話でないと聞けないことを話せます。
旅のシュミレーションとしてリゾートバイトを体験してみる
いかがでしたか?バックパッカーの持ち物はそれほど多く必要ないことがおわかり頂けたかと思います。ただ、いきなり荷物を持海外へ行けるか?と聞かれると、やはり不安は多いでしょう。海外1人旅の経験がない人であればなおさら。
また、持ち物は多くないと言えど、持ち物を揃える費用だったり、旅費などのお金が必要です。今後バックパッカーとして海外に出ることを検討している人は、費用を貯めるためにもリゾートバイトを経験してみることをおすすめします。筆者もバックパッカーになる前は、リゾートバイトで旅の費用を稼いでいました。
リゾートバイトは全国各地にて住み込みで働けるアルバイトです。生活様式は知らない土地に住む点でバックパッカーと似ているため、旅の疑似体験になります。また、リゾートバイトを経験することで、自身に合う荷物のバリエーションが見つかります。上述した圧縮袋やバスルームポーチは、リゾートバイトの経験から「海外の旅でも使える」と発見できたアイテムです。
旅の費用を貯めるため、また旅慣れするためにも、まずはリゾートバイトを経験してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
伊藤 良二
伊藤 良二
3年間で10箇所のリゾートバイトを経験。現在は日本とタイの二拠点生活を送りながら、アフィリエイター兼WEBライターをしています。 タイの魅力はスバリ!「タイの寺院は美しいから」。
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