「移住の補助金・支援制度をランキングで教えてほしい」
「補助金や支援制度を活用するメリットは何がある?」
移住地を決める際に気になるのが、補助金や支援制度。「少しでもお得に移住したい!」と考える人は少なくありません。
うまく補助金・支援制度を活用すれば数百万円以上ものお金がお得になるケースがあります。しかし補助金・支援金制度だけを見て移住を決めてしまうと後悔につながる可能性が高いです。
本記事では、移住に関する手厚い補助金・支援制度をランキング形式で解説。補助金・支援制度のメリット・デメリット、移住先の決め方も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
移住で後悔しないためには、実際に現地で1ヶ月以上生活してみることが最重要です。現地の環境を自分の目で見て確かめることで、移住先選びで正確な判断ができるようになります。
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移住補助金・支援制度の種類
移住に関する補助金・支援制度は2つの種類があります。
- 住まいや生活などに関する補助金・支援制度
- 起業・ビジネスに関する補助金・支援制度
住まいや生活などに関する補助金・支援制度
一般的なのが住まいや生活に関する移住補助金・支援制度です。
おもに外部の地域から人を呼び込み、人口の増加や地域活性化を目的として実施されています。
住まいや生活などに関する補助金・支援制度は、引越しや家、交通、就職活動など、さまざまな種類があります。たとえば特定の地域に一定年数暮らすと土地が無償で譲渡されたり、東京から単身で移住した方に60万円の補助金を支給したりなどです。
自治体が決めた条件を満たすと、補助金が支給されます。種類が豊富なため、自分の目的にあった補助金・支援制度を選ぶようにしましょう。
起業・ビジネスに関する補助金・支援制度
起業やビジネスに関する補助金・支援制度もあります。
地域課題の解決や社会的な復興など、地方創生を目的として実施されている補助金・支援制度です。
住まいや生活に関する支援とは異なり、企業やビジネスの補助金制度は支給される金額が多く、条件も細かいのが特徴。自治体が決めた条件を満たした場合、数百万円以上の支援金を受けられるケースもあります。
ビジネス・事業展開の促進に役立つため、今後移住先で起業する予定の方は自治体に該当の支援制度があるか確認するようにしましょう。
【住まい】自治体が実施している移住の補助金・支援制度ランキング
自治体が実施している移住の補助金・支援制度をランキング形式でまとめました。
- 1位:宮城県七ヶ宿町|地域担い手づくり支援住宅
- 2位:島根県飯南町|定住促進賃貸住宅
- 3位:長野県松川村|松川村移住定住促進補助金
本記事のランキングは、補助金の規模感ともらえる金額の大きさでランキングを選定しています。自分の目的や移住先で実現したいことと照らし合わせつつ、ぜひ参考にしてみてください。
1位:宮城県七ヶ宿町|地域担い手づくり支援住宅
宮城県七ヶ宿町は、下記の補助金・支援制度を実施しています。
支援名 | 概要 |
---|---|
地域担い手づくり支援住宅 | 新築の戸建て住宅に入居し、20年間住むと土地と建物が無償で譲渡される制度 |
お試し住宅 | お試し用の住宅に、1泊2日~1ヶ月間暮らせる制度 |
空き家バンク | 七ヶ宿町に登録されている空き家を安く購入できる制度 |
宮城県の南西部の場所に位置する七ヶ宿町は、さまざまな住宅支援を実施しています。
その中でも代表的なのが「地域担い手づくり支援住宅」。20年間七ヶ宿町に住まなければならない制約はあるものの、土地と建物が無償で譲渡されるのは非常に魅力的です。
自然も豊かで、住みやすい場所です。移住先に定住する予定の方は検討してみるとよいでしょう。
2位:島根県飯南町|定住促進賃貸住宅
島根県飯南町は、下記の補助金・支援制度を実施しています。
支援名 | 概要 |
---|---|
定住促進賃貸住宅 | 25年間賃貸住宅に住んだ後、土地と建物を譲渡される制度 |
お試し暮らし住宅 | 飯南町指定の住宅に一泊から1ヶ月以上の間暮らせる制度 |
空き家バンク | 飯南町に登録されている空き家を安く購入できる制度 |
島根県の飯南町の定住促進賃貸住宅は、入居開始日より25年後に土地建物が譲渡される制度。
条件が厳しく、あまりお得でないかと思うかもしれません。しかし賃貸の家賃は4万円/月、セミオーダーで住宅を作れるため、非常にお得な制度といえるでしょう。
そのほかにも子育て支援が充実していたり、夏は涼しく住みやすかったりなど、さまざまな魅力があるためぜひ移住を検討してみてください。
3位:長野県松川村|松川村移住定住促進補助金
長野県松川村は、下記の補助金・支援制度を実施しています。
支援名 | 概要 |
---|---|
移住定住促進補助金 | 松川村で新しく土地と住宅を購入し、移住した方を対象に100万円支給される制度(中古住宅を購入した場合は50万円) |
お試し住宅 | 松川村が指定する住宅に、1泊2日~7泊8日の間暮らせる制度 |
空き家バンク | 松川村に登録されている空き家を安く購入できる制度 |
長野県松川村の定住促進補助金は、移住世帯に最大100万円支給される制度。
2名以上で住む方、45歳未満の方など、補助金を受け取るためにさまざまな条件はありますが、比較的ハードルが低く活用しやすい制度といえます。ただし5年以内に転出や譲渡すると、補助金の返還対象になるため注意が必要です。
松川村は北アルプスの麓に集落があり、空気が美味しい地域です。自然が好きな方はぜひ移住を検討してみてください。
【子育て】自治体が実施している移住の補助金・支援制度ランキング
子育てに関する手厚い移住の補助金・支援制度をランキング形式でまとめました。
- 1位:茨城県境町|日本トップクラスの先進教育
- 2位:大分県豊後高田市|本気の子育て支援
- 3位:岡山県美咲町|子育て世帯を手厚くサポート
1位:茨城県境町|日本トップクラスの先進教育
茨城県境町は、日本でトップクラスの子どもの英語教育に力を入れている移住地です。
境町スーパーグローバルスクール事業(SGS)は、保育園・小学生・中学生が先進英語教育を無料で受けられる支援制度です。
英検もタダで受験可能。境町在住の中学3年生の英検3級以上保有者は42.3%と、全国平均の27.2%と比べて大きく上回ります。学校に外国人講師が常駐しており、本格的にグローバル人材の育成に向けて力を入れていることがわかるでしょう。
英語教育以外にも、プログラミング学習やリーダーシップ研修などの支援制度もあります。
「子どもをグローバルで通用する人材に育てたい」「英語が話せるようになってほしい」などの思いがある方にぴったりの移住地です。
2位:大分県豊後高田市|本気の子育て支援
大分県豊後高田市は、妊娠・出産から子どもが高校生になるまで手厚いサポートを受けられる支援制度を実施しています。
- 最大200万円支給される子育て応援誕生祝い金
- 小中高入学時に5万円もらえる入学祝い金
- 妊婦健診14回分無料
- 妊産婦医療費が無料
- 0歳から高校生まで医療費が無料
上記のように子育て支援が非常に充実しています。日本でも最大級といっても過言ではありません。
また上記で挙げた支援内容はあくまで一部です。そのほかにも、一人に一台タブレット端末を支給したり、保育園・幼稚園から中学校まで給食費が無料だったり、さまざまな支援を展開しています。
豊後高田市は美しい川や自然が豊富で、子どもを育てる場所としても魅力的です。子育て世帯の方はぜひ移住を検討してみてください。
3位:岡山県美咲町|子育て世帯を手厚くサポート
岡山県美咲町は、これから結婚する方や子育て世帯の方へのサポートが手厚い移住地です。
- 5万円支給される結婚定住促進祝金
- 乳児一般健康診査や産婦健康診査などが無料
- 1年度あたり30万円(男性は10万円)支給される不妊治療費助成
美咲町が掲げている「こどもの笑顔は、みんなの幸せ」というスローガンらしく、街が総力を上げて複数の制度を展開しており、合計43個もの子育てに関する支援制度があります。
出産祝い金や子育て支援金などの制度もあるため、子育てに関する金銭的なコストの削減につなげられます。
これから結婚する予定の方、お子様の出産予定がある方はぜひ美咲町を検討してみてはいかがでしょうか。
国が実施している手厚いおすすめの移住補助金・支援制度
国が実施している移住の補助金・支援制度もあります。
- 地方創生移住支援事業
- 地方創生起業支援事業
地方創生移住支援事業
地方創生移住支援事業は、地方の人口増加を目的に作られた移住支援制度です。
東京23区に在住、または東京圏から23区内に通勤している方を対象に、下記の内容で支援金が支給されます。
世帯の場合は100万円以内(18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合は18歳未満の者一人につき最大100万円を加算)、単身の場合は60万円以内で都道府県が設定する額を助成
東京から地方に引っ越してもテレワークで仕事を継続できる方や、地方の中小企業に就職したい方におすすめの支援制度です。
地方創生起業支援事業
地方創生起業支援事業は、地方で起業家を生み出し、地域の活性化を目的として作られた移住支援制度。
起業等のための伴走支援と事業費への助成(最大200万円)を通して、効果的な起業等を促進し、地域課題の解決を通して地方創生を実現することを目的とした事業です。
支援金を受け取るには、地域課題の解決につながるビジネスを展開することが大前提です。
対象となるかどうかは執行団体の判断によりますが、地域の特産品を販売するネットショッピングや、子ども向けの食堂などが地域課題解決のビジネスに該当します。
地方で起業したい方はぜひ活用してみるとよいでしょう。
移住補助金・支援制度に関するよくある質問
移住補助金・支援制度に関するよくある質問をまとめました。
- 移住補助金・支援制度を活用するメリット・デメリットは何がある?
- 補助金・支援制度の充実度で移住先を決めても大丈夫?
- 移住して後悔しないためにはどうすればいい?
移住補助金・支援制度を活用するメリット・デメリットは何がある?
支援金・補助金制度を活用するメリットは、移住前後にかかる自己負担の費用を減らせる点です。一方でデメリットは、手続きの手間がかかったり、補助金の期日に追われたりなどが挙げられます。
手間のコストがかかるだけのため、できる限り補助金や支援制度を活用するのがベストです。
補助金・支援制度の充実度で移住先を決めても大丈夫?
支援制度は魅力的ですが、闇雲に補助金の充実度で決めるのは危険です。
あなたの移住の目的は補助金を活用することではないからです。海の近くでのびのびと暮らしたいなど、ほかに移住の目的があるはず。そのような目的と補助金はまったく関係がないため、補助金の充実度で移住を決めると後悔します。
移住先は、自分の目的にあっているかどうかの軸で決めるのが基本。あくまで補助金制度は、目的を達成するための一つの要素として捉えるようにしましょう。
移住して後悔しないためにはどうすればいい?
移住して後悔しないためには、移住する前に現地で1ヶ月以上生活してみることです。
現地の環境は、実際に自分の目で見ないとわかりません。地域の気温や現地住民とのコミュニケーション、食事など、1ヶ月以上のプチ移住を実現してみてストレスや不満がないかを確かめてみてましょう。
とはいえ、現地に1ヶ月以上暮らしてみるのは非常にハードルが高いことです。お金も時間も必要となるため、なかなか踏み出せない方もいるでしょう。
そこでおすすめしたいのがリゾバ.comを活用したプチ移住です。家賃や交通費、食費などの費用負担をかけずに、自分が興味のある場所で1ヶ月以上プチ移住を実現できます。
移住先が決まらない方も、経験豊富なコーディネーターがあなたの目的にあった場所を提案します。無料で活用できるので、ぜひご登録ください。
まとめ|移住補助金を検討する前にまずは現地で1ヶ月以上暮らしてみよう
本記事では、移住に関するおすすめの補助金・支援金制度や、活用するメリット・デメリットをまとめました。
手続きの手間はかかるものの、補助金を活用した場合、移住前後にかかる金銭的なコストを抑えられます。費用を抑えた分、子どもの教育や投資信託など将来的に投資する場所にお金をかけられるため、できる限り活用を検討したほうがよいでしょう。
ただし補助金を軸に移住先を決めるのはリスクが高い傾向です。移住先は海の近くでゆったり暮らしたい、自然に囲まれて生きていきたいなど、目的を軸に移住先を選ぶようにしましょう。
自分に合っているか確かめるためにも、移住を検討している場所で1ヶ月以上のプチ移住を体験してみましょう。リゾバ.comを活用すれば、家賃や交通費、食費などの費用をかけずに、プチ移住を実現できます。
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この記事を書いた人
リゾバ.com 編集部
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