よく耳にする「三大〇〇」。今回は祭りにスポットをあてて、最もメジャーな日本三大祭りから、三大喧嘩祭り、三大船祭り、三大曳山祭りまで、日本各地で開催されている三大〇〇祭りをご紹介!各三大○○祭りの中から注目の祭りをそれぞれ一つピックアップして、有名なものから知る人ぞしる奇祭まで、見どころをお伝えします。
日本三大祭りとは?
メジャーな祭り3つのことを指し、一般的には「神田祭(東京都)」、「祇園祭(京都府)」、「天神祭(大阪府)」の3つの祭りのことを日本三大祭りと呼んでいます。昔から要所として栄えてきた、京都・大阪・江戸という大都市で行われていることや、規模が大きいことなどから、日本三大祭りと称されています。
神田祭
神田祭は、東京都千代田区にある神田明神の祭りです。奇数の年に行われる「本祭」と、偶数の年に行われる「蔭祭」の2つの祭りがあり、一般的に神田祭というと賑やかな本祭のことを指し、2年に1回5月に開催されています。
見どころは、平安時代の衣装を着た大勢の人々が大行列を作り、神田明神を出発し、秋葉原の電気街や丸の内・大手町のオフィス街を通ってまた神田明神へと戻る「神幸祭」。大都市東京の中心地である近代的な街並みを、仮装した人々が歩く様子は印象に残り、見ごたえ十分です。また、各地区を練り歩いた氏子による大小200基の神輿が、神田明神の境内に次々と宮入する様子は迫力があり、圧巻です。
<開催期間>
本祭は2年に1度5月中旬に開催
三大喧嘩祭りとは?
神輿や山車をすり合わせたり、激しくぶつけあったりと、荒々しい熱気に包まれる代表的な祭りが「喧嘩まつり」と呼ばれるようになりました。特に有名な「岸和田だんじり祭(大阪府)」、「角館のお祭(秋田県)」、「飯坂けんか祭(福島県)」の3つの祭りが日本三大喧嘩祭りと言われています。
岸和田だんじり祭
江戸時代中期に始まり、300年以上の歴史と伝統を誇る岸和田だんじり祭りは、大阪府の岸和田城下で毎年9月に開催されます。彫り物が施された山車の一種“だんじり”が、曲がり角でスピードを落とさずにそのまま疾走する様子は圧巻!曳き手たちのチームワークも見どころの一つです。毎年けが人がでるほどの激しい祭りとして、国内のみならず、海外でも話題になっている祭りです。夜は、昼間の激しさとは対照的に、提灯が飾られた華麗な姿をみせてくれるだんじりが祭りの風情を感じさせてくれます。
<開催期間>
毎年9月と10月に開催
※9月祭礼:2024年9月8日(日)・13日(金)・14日(土)・15日(日)
※10月祭礼:2024年10月6日(日)・12日(土)・13日(日)
三大山車祭りとは?
日本三大山車祭りとは、日本の祭りの中で山車に特徴のある規模の大きな3つの祭りの総称です。「祇園祭(京都府)、「長浜曳山祭(滋賀県)」、「高山祭(岐阜県)」の3つの祭りを指していて、どの祭りもいずれも国の重要文化財に指定されています。
祇園祭
京都の夏の風物詩である祇園祭は、京都市四条通にある八坂神社の祭礼で、7月1日の「吉符入」に始まり7月31日の「疫神社夏越祭」まで、およそ1か月に渡り開催されます。開催中の見どころは、17日の神幸祭と24日の還幸祭の日に行われる山鉾巡行です。祇園祭には33基の山鉾が巡行され、それぞれにご神体が祀られており「京都祇園祭の山鉾行事」はユネスコ無形文化遺産に登録されています。
<開催期間>
毎年7月1日~31日
※2024年7月1日(月)~31日(水)
三大船祭りとは?
船を利用した特色のある祭り「天神祭(大阪府)」、「真鶴貴船祭(神奈川県足柄下郡真鶴町)、「管弦祭(広島県)」の3つの祭りを一般的に三大船祭りと呼んでいます。
天神祭
日本三大祭りの一つでもある天神祭は、大阪市内の天満にある大阪天満宮の氏神が鎮守している土地を中心に6月下旬から約1か月行われる祭りです。特に宵宮と本宮に当たる日は賑わいを増し、陸渡御と船渡御が行われます。神様に大阪のまちの繁栄を見てもらい、更なる繁栄を祈願するもので、陸渡御では、天満宮を出発した神輿行列が天神橋の乗船場まで練り歩き、そこから100隻余りの船が航行する「船渡御」が行われます。フィナーレで、奉納の花火が打ち上げられる光景は圧巻で、クライマックスを迎えます。
<開催期間>
毎年6月下旬吉日~7月25日
※宵宮:2024年7月24日(水)
※本宮:2024年7月25日(木)
三大曳山祭りとは?
「曳山(ひきやま)」とは祭りの行列にでる飾り物を据えた山車の一種です。地域によって、曳山、山車、山鉾、山笠、屋台など呼び名は様々あります。三大曳山祭りと言うと「祇園祭(京都府)」、「高山祭(岐阜県)」、「秩父夜祭(埼玉県)」の3つの祭りを指します。
秩父夜祭
秩父夜祭は秩父神社の例大祭で、2016年に世界無形文化遺産として登録された300年以上の長い歴史を持つお祭りです。毎年12月に開催され、冬の秩父の風物詩として、町を盛り上げる一大イベントとなっています。豪華な装飾が施された山車は、釘を使用しない伝統的な技術が用いられていて、最大20tにもなる重さの山車が、掛け声とともに急こう配を勢いよく駆け上がる様子は迫力満点!祭りのクライマックスには花火が打ち上げられ、冬の透き通った夜空を彩ります。
<開催期間>
毎年12月2日・3日
三大奇祭とは?
日本には数多くのお祭りがありますが、中でも変わった祭りのことを奇祭と呼んでいます。三大奇祭に数えられる候補は複数ありますが、「なまはげ柴灯祭(秋田県)」、「御柱祭(長野県)」、「吉田の火祭り(山梨県)」の3つを指す場合が多くあります。
なまはげ柴灯(せど)祭
大晦日に行われる民俗行事「男鹿のナマハゲ」と1月3日の神事「柴灯祭」を組み合わせた祭りで、2月に男鹿市の真山神社で行われます。2018年に男鹿のナマハゲがユネスコ無形文化遺産に登録されると、注目度が一気に増しました。神社の境内で焚きあげられた柴灯火のもとで、ナマハゲが勇壮に乱舞する様子は、訪れる人達を魅力します。
<開催期間>
毎年2月第2金・土・日曜日
三大火祭りとは?
特に火を使うことが重要とされる祭りのことを指します。三大の候補は諸説ありますが、「道祖神祭り(長野県)」、「鞍馬の火祭(京都府)」、「那智の火祭り(和歌山県)」の3つが有名です。
道祖神祭り
正月飾りや締め飾りなどを焼くための行事として古くから行われてきたイベントで、社殿に火をつけようとする村人と、社殿を守る厄年の男たちの攻防戦が祭りの最大の見どころです。豊作祈願や厄払い、初子の成長を願い毎年1月に開催。国の重要無形民俗文化財に指定されています。
<開催期間>
毎年1月13日~15日
さいごに
祭り好きにはたまらないメジャーな祭りからマイナーなものまで紹介しましたが、思わず行きたい!と思うものはありましたか?祭りの開催が集中する夏場は、祭り好きの人たちの血が騒ぐ時期。今回紹介したものをはじめ、全国各地色々な祭りに足を運んでみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
あやたか
あやたか
リゾートバイト経験アリの中の人ことあやたかです。国内外問わず旅に出ることがとにかく大好き!海外は20ヶ国以上、国内は47都道府県全制覇!自他ともに認める「フッ軽」さんです。
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