ジブリ映画の舞台になったロケ地を聖地巡礼

みんな大好きスタジオジブリ。「もののけ姫」「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」「崖の上のポニョ」のモデルになった聖地巡礼スポットをご紹介します。きっとあなたもジブリ作品の世界にいる気分に浸れるはず。ジブリファン、必見です！

もののけ姫

屋久島（鹿児島県熊毛郡屋久島町 ）

屋久島は鹿児島県佐多岬から南西へ約60kmに位置し、世界遺産の島として知られています。宮崎駿監督が屋久島へ何度も足を運び、もののけ姫のイメージをつくりあげたと言われています。もののけ姫ファンならぜひ訪れたい場所は、白谷雲水峡です。白谷雲水峡には屋久島の原始の森を散策できる3つのトレッキングコースがあり、なかでも「太鼓岩往復コース」は、もののけ姫の世界観が体験できます。道中にある「苔むす森」は“日本の貴重なコケの森”に制定された日本有数の苔スポットです。岩や樹木など、見渡す限り緑色の苔に覆われた大地と原生林はまるでコダマが顔を出してきそうな雰囲気です。更に山奥へ進んで行くと太鼓岩に辿り着きます。太鼓岩は劇中で「黙れ小僧！」とアシタカに言い放ったモロの君のセリフで有名なシーンの風景にそっくりと言われています。

白神山地　(青森県西津軽郡)

白神山地は景観などもののけ姫を制作する上で、大いに参考にした場所の一つです。白神山地は青森県と秋田県にまたがる山岳地帯の総称で、屋久島と同様に世界遺産に登録されています。原生的なブナの天然林が世界最大級の規模で分布しており、手つかずの大自然が残っています。白神山地で映画の世界観を楽しむなら「十二湖散策コース」がオススメです。遊歩道を歩いて行くとコバルトブルーに輝く「青池」があり、「シシ神さま」が水辺を歩くシーンを連想させるとジブリファンの間で話題になった場所です。青池は、泳いでいる魚が見えるほど透明度！作中にも水辺のシーンが出てきますが、水が透き通っているところは、青池と映画がリンクしているようですね。

借りぐらしのアリエッティ

盛美園　(青森県平川市)

小さなアリエッティが草花を摘んで床下へ駆け抜けて行くシーン。その舞台になったのが青森県にある「盛美館」の床下です。盛美館は日本庭園「盛美園」を眺める為に建てられた和洋折衷洋式の建物です。1階が純和風の数奇屋造りで、2階はルネッサンス調を漂わせるモダンな作りになっています。一つの建物で上下和風・洋風と異なった様式は珍しく、日本では他に例があまりないそうです。盛美館の外観や窓の作りは映画で出てくる古いお屋敷を連想させます。また庭園を散策すると、アリエッティが庭を駆け回り、山へ続く石の橋や灯籠などが映画で観た風景と重なります。映画と同じように庭園に草花が咲く春から夏にかけて訪れるのがオススメです。

思い出のマーニー

釧路湿原（北海道釧路市）

釧路湿原は、北海道の東側、太平洋から内陸に向かって広がる日本最大の湿原で、国立公園があります。展望台が11ヵ所あり、展望台までの道は遊歩道が整備されているので、散策しながら湿原の中を楽しむことが出来ます。4月～10月の期間限定で運行する「くしろ湿原ノロッコ号」ではパノラマのように広がる、車では行くことのできない釧路湿原の風景を眺めることができます。映画では夕焼けに照らされながら「杏奈」と「マーニー」がカヌーを漕ぐシーンが印象的ですが、釧路湿原でもカヌー体験が楽しめます。映画では杏奈の揺れ動く心模様を空で表現したとされているので現地を訪れた際は、雄大な自然と空模様も一緒に楽しんでみるのはいかがでしょうか。

崖の上のポニョ

鞆の浦（広島県福山市）

宮崎駿監督が広島県鞆の浦をとても気に入りこの場所を舞台に映画を作りたいと構想を練って出来た作品が崖の上のポニョです。映画に出てくるシーンは実際の景色をモチーフに監督の想像で作られたんだとか。港に沿って曲がりくねった道、海に浮かぶ船、神社やお寺、迷子になりそうな路地裏など街全体がモデルになっているようです。一見どこにでもあるような日常の風景ですが鞆の浦は日本でもっとも美しい港町の一つといわれています。街のいたるところに木造建築が並び、どこか懐かしさを感じさせるノスタルジックな街並みは「壮介」や「ポニョ」たちが今にも姿を現しそうな雰囲気です。

さいごに

ジブリ映画のロケ地の舞台となった場所を訪れると「そうそう！このシーン」とテンションが上がるはず。ジブリ映画で見たアングルと同じ景色を訪れてみてはいかがでしょうか？リゾートバイトでも舞台となったエリアを聖地巡礼することが出来ます。ジブリ旅をぜひお楽しみください！