心も体も癒してくれる温泉。全国各地に宿泊施設がある温泉地は約3000ヶ所あります。そのなかでも名湯と呼ばれている温泉があり、例えば「日本三名泉」「日本三大美人の湯」など日本三大〇〇温泉と呼ばれています。今回は目的に合わせた三大〇〇温泉をご紹介します。温泉好きな人、温泉巡りをしたい人必見です!
日本三大源泉数
日本一温泉が湧き出る源泉数が多いのは大分県で、その数はなんと5000ヶ所以上!大分県で人気の温泉地の一つ、別府温泉は源泉温度が100℃と高く「あつ湯」の温泉が多いこと、7種類の泉質があることが特徴です。
2番目に源泉数が多いのは、鹿児島県で約2700ヶ所。なかでも指宿(いぶすき)温泉は西郷隆盛が愛した地として有名です。指宿温泉でぜひ体験したいのが砂むし温泉。砂むし温泉とは、砂に埋まって温まる入浴方法で、砂浜の中に顔だけ出して人が埋まっている光景をテレビなどで観たことがあるのではないでしょうか?
3番目に源泉数が多いのは静岡県で約2200ヶ所。静岡県の温泉地と言えば熱海温泉。熱海温泉の特徴は、無色透明で保温効果が高く、美肌効果もあると言われています。
日本三名泉
「日本三名泉」と呼ばれている温泉地は、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県です。
日本三名泉となった由来は室町時代の万里集九(歌人)が詩集に「三名泉」と紹介し、江戸時代には徳川家康に仕えた林羅山も同様に「天下の三名泉」と記したからです。ちなみに林羅山は、この三名泉を「霊湯」とし、不思議と効きめがある温泉と記載したそうです。
天下の名湯、草津温泉!
草津温泉は、自然湧出温泉の湯量が日本一!恋の病以外は治るという言い伝えがあるほどの殺菌作用が高い強酸性のお湯で、ピリピリとパンチの効いた温泉が楽しめます。
草津温泉のシンボルと言えば、湯畑。湯畑は温泉街の中心にある施設です。夜はライトアップされ、モクモクと立ち上る湯けむりが幻想的な雰囲気にしてくれます。草津温泉には温泉旅館はもちろんのこと、お土産屋さんや飲食店などが100軒以上あり、温泉街をぶらぶらと食べ歩きするのも楽しいですね!
日本三古泉
「日本三古泉」とは古泉と呼ばれるにふさわしい歴史がある温泉のことです。
所説ありますが、一般的に道後温泉/愛媛県、有馬温泉/兵庫県、白浜温泉/和歌山県の3つの温泉が日本三古泉と言われています。
今から1300年以上前に完成した日本書紀や風土記に登場したことが由来です。日本三古泉は、日本三古湯(さんことう)と呼ばれることもあります。
関西を代表する温泉といえば白浜温泉!
1300年以上の歴史があり、飛鳥時代には歴代の天皇が訪れていた白浜温泉。白浜温泉の特徴は、長時間浸かっても湯あたりせず、肌や体にいい成分を含んだ名湯がいくつもあることです。
白浜温泉に訪れた際、ぜひ行ってみたいのが「崎の湯」。海近く波打ち際ギリギリに露天風呂があり、波の状態によっては、露天風呂に海水が入ることもあるのだとか!
また白浜温泉周辺には、真っ白でサラサラな砂のビーチ白良浜(しららはま)や子供から大人まで遊べるアドベンチャーワールドなどの観光スポットも充実しています。
日本三大薬湯
日本三大薬湯は、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、松之山温泉/新潟県です。
日本三大薬湯とは、体のさまざまな不調を整えてくれたり、傷の治療などの療養効果が高いと言われる天然温泉のことです。
なんと温泉基準成分が15倍!カラダを癒す松之山温泉
松之山温泉は、1200万年前の化石海水が温泉として利用されています。塩分濃度が高く、温泉の湯口に塩の結晶がつくことがあるほど!消毒効果のあるホウ酸がたくさん含まれているので、切り傷などに効くと言われています。
また温浴効果が期待できるので、温泉を楽しんだ後もぽかぽか湯冷めしづらく、肌がモチモチになると言われています。松之山温泉の温泉街には旅館や飲食店、足湯などが十数店舗と大規模な温泉街ではありませんが、ゆっくり落ち着いて過ごしたい人にぴったりです。
また松之山温泉周辺には棚田が点在しているので、のどかな日本の原風景を楽しむことができます!
日本三大美肌の湯
日本三大美肌の湯とは、嬉野温泉/佐賀県、斐乃上(ひのかみ)温泉/島根県、喜連川(きつれがわ)温泉/栃木県とされています。
美肌に効能があるとされる温泉を中央温泉研究所と温泉評論家の藤田聡氏が定めたものです。
嬉野温泉は入浴するだけで、つるつるスベスベに!?
嬉野温泉の特徴は、肌の角質などを柔らかくする効果があるアルカリ性の泉質で、湯上りは肌がつるつるしたように感じます。温泉の泉質が石鹸のような役割をしてくれるので、体の汚れが落ちやすくなり、入浴後もすっきりして肌が綺麗になるような感覚になるのだとか!
嬉野温泉は九州有数の温泉街で、温泉宿が30軒以上立ち並んでいます。無料で利用できる足湯やお手頃価格で入浴できる公衆浴場もオススメです!
日本三大美人の湯
日本三大美人の湯は、川中温泉/群馬県、龍神温泉/和歌山県、湯の川温泉/島根県です。
1920年に鉄道院(今で言う国土交通省)が監修した「温泉案内」の本で、肌を白くするという項目に、この3つの温泉が含まれたことが由来と言われています。
美人の湯に共通しているのが、泉質がアルカリ性であるということです。このアルカリ性の成分が皮脂を洗い流すので、入浴後はすっきり清涼感があるそうです。
源泉かけ流しの贅沢を堪能できる湯の川温泉
湯の川温泉は弱アルカリ性の温泉で、適度に皮脂の汚れや角質を落としてくれるので、入浴後は肌がしっとりつるつるした感覚になるのだとか!湯の川温泉はのどかな平野に旅館と温浴施設が数件とこぢんまりしていますが、全ての施設で源泉かけ流しを楽しむことが出来ます!
実は温泉と言っても温度を下げる為に水を加えたりすることがあり、源泉を思う存分に利用出来ることは贅沢な体験なんです!
また湯の川温泉は縁結びの神様として名高い出雲大社まで車で30分の距離なので、参拝して運気を上げてから温泉に入ってゆっくりするのも良いですね!
さいごに
日本を代表する温泉地や歴史のある温泉地など訪れてみたい温泉がたくさんあったのではないでしょうか?一人旅でゆっくりと、友達やカップルでもワイワイと楽しめる温泉。休みの日や連休を使って温泉に出掛けてみてくださいね!
この記事を書いた人
みねちー
みねちー
食べること、運動すること、遊ぶこと。本能のままに思うままに生きています。リゾバ.comでは、「知ることは楽しい!」をテーマに情報発信していきます!
あわせて読みたい!リゾバマガジン
リゾートバイトを始める流れ
-
1
スタッフ登録
これからお仕事選びを始める人、リゾバについてもっと知りたい人は「まずは登録(無料)」ボタンから登録予約をお願いします。
-
2
お仕事相談
ヒューマニックの担当コーディネーターが、勤務エリアや職種、期間、給料など、ご希望にぴったりのリゾートバイト探しをサポートします。
-
3
お仕事決定、出発
勤務先までの交通手段や持っていく荷物の相談など、担当コーディネーターがアドバイスいたします。
-
4
お仕事スタート
勤務期間中も担当コーディネーターがしっかりサポートいたします。お気軽にご相談ください。