人生で一度は行ってみたいマチュピチュ。
しかし日本からマチュピチュへは、日本からマチュピチュへは30時間以上かかり、費用も数十万~と気軽に旅行に行けないのが現実……。
そんな時は、日本のマチュピチュと呼ばれるところへ行ってみませんか?
探索が楽しめる史跡と、全景を見渡せる秘境スポットをお届けします。
マチュピチュとは?


南米ペルーを縦断するアンデス山脈の尾根、標高2430mに築かれたインカ帝国の遺跡。
15世紀頃に繁栄したインカ帝国は文字を持たない文明だったため、マチュピチュが何のために造られたのか解明されていません。
しかし太陽の神殿や、インティワタナと呼ばれる日時計など、高度な天文学の知識に基づいた建造物が現存しており、1983年にユネスコの世界遺産に登録されました。
謎多くミステリアスなマチュピチュ遺跡。次の章では、日本にあるマチュピチュみたいな絶景スポットを紹介します。
遺跡探索が楽しめる「日本のマチュピチュ」7選
雲海で有名な史跡から、まだあまり知られていない穴場のスポットを紹介します。
竹田城跡(兵庫県朝来市)

室町時代に但馬国(現在:広島県)の守護を務めた武将の命令によって築城されました。
国境守護と、播磨(現在:兵庫県南西部)を攻撃するための拠点として、標高353mの古城山山頂に築かれました。天守などの建物はありませんが、当時の石垣がそのままの形で現存しています。
映画やCMのロケ地にも使われて知名度が上がり、「天空の城」として一大ブームを起こした竹田城。早朝に見られる霧がかった光景はまさに「日本のマチュピチュ」を象徴する景色といえます。
所在地 | 兵庫県朝来市和田山町竹田古城山169 |
営業時間 | 時期によって異なる |
定休日 | 2025年1月4日~2月28日まで |
料金 | 大人(高校生以上)500円 |
駐車場 | あり(110台) |
アクセス | 徒歩:JR竹田城駅-駅裏登山道(徒歩約40分)-竹田城跡 バス:JR竹田駅-天空バス(約15分)-竹田城跡 車:山城の郷駐車場-天空バス(約10分)-竹田城跡 |
HP | 竹田城跡 |
備中松山城(岡山県高梁市)

鎌倉時代に朝廷と幕府が衝突した承久の乱で活躍した秋庭氏が築城。
標高480mの臥牛山山頂付近に築かれ、備中一円(現在:岡山県西部)への進出拠点であったと考えられています。
天守には忍者でも侵入できない部屋「装束の間」や、外部からは内側が見えにくく、敵の動きが見える造りの「武者窓」が見学できます。
大手門跡、天守など、往時を偲ばせる遺構が残されており、段々に築かれた石垣は、マチュピチュの「アンデネス」と呼ばれる段々畑に近しい雰囲気があります。
所在地 | 岡山県高梁市内山下1 |
営業時間 | 4月~9月:9時~17時30分 10月~3月:9時~16時30分 |
定休日 | 12月29日~1月3日 |
料金 | 大人500円 |
駐車場 | あり(14台) |
アクセス | 徒歩:JR備中高梁駅(徒歩約90分)-備中松山城天守 車:賀陽IC (約20分)-城町ステーション駐車場-登城整理バスに乗車(約5分)-ふいご峠(徒歩20分)-備中松山城天守 |
HP | 備中松山城 |
赤木城跡(三重県熊野市)

豊臣秀吉の家臣で築城の名人だった藤堂高虎が、たびたび起こる農民一揆を抑えるために標高238mの赤木字城山に築いたお城です。
現在は跡地となっていますが、加工されていない自然石を積み上げた石垣や、敵を迎え撃つための入り組んだ通路、天守に続く武者登りの石段など、往時の姿をとどめている貴重な遺構も見られます。
テレビ番組に特集されたり、まるで城跡が浮かんで見える写真が話題を集めました。城跡が霧に包まれた様子はマチュピチュに似ているといわれ「熊野のマチュピチュ」と呼ばれています。
所在地 | 三重県熊野市紀和町赤木字城山 |
営業時間 | – |
定休日 | – |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり(無料/30台) |
アクセス | バス:JR阿田和駅-平谷行きバス-赤木下車(徒歩10分)-赤木城 車:熊野大泊IC(約40分)-赤木城 |
HP | 熊野市 |
高取城(奈良県高市郡)

南北朝時代に、豪族だった越智氏によって標高583.9mの高取山に築かれたお城です。近代的な城郭として整備・拡充されたのは、豊臣秀長の家臣であった本多氏の頃といわれています。
高取城は、備中松山城、美濃岩村城とともに日本三大山城。その中でも麓から本丸までの高さが390mと一番高く、敵が攻めにくいため、難攻不落といわれていました。
山中に残る大規模な石垣群が、マチュピチュのような古代遺跡を思わせる景観です。
所在地 | 奈良県高市郡高取町高取 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
駐車場 | – |
アクセス | 徒歩:近鉄吉野壺阪山駅(徒歩約2時間)-高取城 バス:奈良交通バス壺阪寺(徒歩約1時間)-高取城 車:近鉄壺阪山駅(約15分)-高取城 |
HP | 高取町観光ガイド |
金山城跡(群馬県太田市)

室町時代に標高239mの金山の頂上に、武家の新田一族であった岩松氏によって山城として築城。山の麓に住居を構え、戦闘時には山頂の城で堅い守りに徹したといわれています。本丸跡に新田神社が鎮座し、新田義貞公を祀り「初志貫徹」の神様として崇められています。
当時の建物はほとんど残されていませんが、復元された石畳の道や堅牢な石垣がマチュピチュを彷彿させます。
所在地 | 群馬県太田市金山町40-106ほか |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり(無料) |
アクセス | 徒歩:東武伊勢崎線太田駅北口(徒歩50分)-史跡金山城跡ガイダンス施設 車:モータープール(駐車場)-金山城 |
HP | 太田市 |
苗木城跡(岐阜県中津川市)

室町時代に華族だった遠山氏によって標高432mの高森山に築城されました。自然の地形を活かした城づくりが特徴で、とくに自然の巨岩を土台に築いた石垣は、他の城では中々見られない珍しい遺構です。
城跡入口には苗木遠山史料館があり、当時のお城を再現したジオラマが展示されています。
遺跡そのものは小さいですが、山に囲まれ草木が茂る城跡は、まるで小さなマチュピチュのように見えます。
所在地 | 岐阜県中津川市苗木 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり(無料) |
アクセス | バス:JR中津川駅前-付知峡線 「付知峡倉屋温泉」行き、または「加子母総合事務所」行き(約12分)-苗木下車-徒歩(約30分-苗木城跡) 車:中津川IC(約15分)-苗木城跡 |
HP | 中津川市 |
マイントピア別子 東平エリア(愛媛県新居浜市)

別子銅山の跡地を活用した観光施設です。東平エリアは標高750m前後の山間部にある広大な敷地にあり、貯鉱庫や学校跡などの産業遺跡群を見学できます。
野草・苔類に覆われた石垣や、色あせたレンガで造られた建物群がマチュピチュ遺跡に似ていることから「東洋のマチュピチュ」といわれるようになりました。
他にも旧保安本部などを見学できるツアーや、当時の生活文化をジオラマ・写真を展示している東平歴史資料館があります。
所在地 | 愛媛県新居浜市立川町654-3 |
営業時間 | 10時~17時 |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、12月~2月 |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり(71台) |
アクセス | バス:マイントピア別子端出場エリア-東平行き観光バスツアー ※予約制のツアーに参加 車:新居浜インターから約30分 |
HP | マイントピア別子 |
展望スポットから眺める「日本のマチュピチュ」3選
マチュピチュといえば「空中都市」のような眺め!全景を楽しみたい派は展望スポットがおすすめです。
立雲峡(兵庫県朝来市)

朝来山の中腹にある県立の自然公園。竹田城が雲海の中に浮かんで見えるビュースポットです。第1~第3展望台まであり、標高420mにある第1展望台は竹田城より標高が高く、条件が合えば雲海に浮かぶ竹田城を見られることも。
雲海の中に浮かんで見える竹田城は、まるでマチュピチュのように見えます。
雲海の発生頻度が高いのは、9月下旬~11月下旬の明け方から午前8時頃まで。夜と朝の寒暖の差が10℃以上あると、雲海が発生しやすいといわれています。
所在地 | 兵庫県朝来市和田山町竹田 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
料金 | 300円(協力金) |
駐車場 | あり(50台) |
アクセス | 車:和田山IC(約10分)-立雲峡駐車場(徒歩40分)-立雲峡 |
HP | あさご市ポータルサイトあさぶら |
春日上ヶ流 天空の遊歩道(岐阜県揖斐郡)

標高300mにある上ケ流(かみがれ)地区の山頂から中腹にかけて広がる茶畑を一望できるスポット。
遠くに見える山脈に日本の原風景のような茶畑が段々畑のように見えることから「岐阜のマチュピチュ」といわれるようになりました。
絶景ポイントまでは、上ヶ流茶園 第一駐車場から遊歩道を約20分歩くと一面広がる茶畑が見渡せます。
所在地 | 岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | 冬季は遊歩道が凍結のため閉鎖する場合あり |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり(15台) |
アクセス | 車:大野神戸IC-天空の遊歩道 駐車場(徒歩20分)-絶景ポイント |
HP | 池田町 |
宇佐ピチュ展望所(大分県宇佐市)

西椎屋地区の家屋や棚田が点在する山間部にある集落を一望できる展望所。西椎屋地区は、国道387号の高台から見下ろす風景がマチュピチュに似ていることから「宇佐のマチュピチュ」と呼ばれるようになりました。
山間に見える円すい形の山が、マチュピチュ遺跡の後方に見えるワイナピチュに似ているのが特徴です。
マチュピチュならぬ「宇佐ピチュ展望所」は、西椎屋地区を見渡せます。展望台には、本物のマチュピチュの写真が飾ってあるので見比べてみるのも◎
所在地 | 大分県宇佐市院内町西椎屋 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり(6台) |
アクセス | 車:宇佐IC(約30分)-宇佐ピチュ展望所駐車場 |
HP | 宇佐市公式観光サイト |
日本のマチュピチュを見に行こう!
歴史ロマンあふれる古城や展望スポットを紹介しました。
日本のマチュピチュといわれている場所が意外と多かったのではないでしょうか?
興味を持ったスポットがあったらぜひ次の旅行へ行ってみてくださいね!
この記事を書いた人

みねちー
みねちー
食べること、運動すること、遊ぶこと。本能のままに思うままに生きています。リゾバ.comでは、「知ることは楽しい!」をテーマに情報発信していきます!
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