やってよかった！大学の夏休みを利用して短期でリゾートバイト

社会人になると長期休暇は取りづらくなるため、大学の夏休みを有効に使いたいとリゾートバイトに応募。「実際にリゾートバイトをしている最中は慣れない環境なので正直“家に帰りたい”という気持ちはあったけど、帰省する日には次のリゾートバイト先を探している自分がいました（笑）」と語ってくれたW・Kさんの体験談です。

1日のスケジュール

リゾートバイトを知ったきっかけ、やろうと決心した理由

長期休暇を利用して経験を積みたい

大学生の私は、夏休み期間が長くその時間を有効に使いたいと思いました。普段やっているメインのアルバイトをいつも通りすることを考えましたが、社会人になると長期休暇は取りづらくなるため、この機会に新しい経験を積みたいと、リゾートバイトを選びました。

タダで北海道に行けて留学費用が貯められる

リゾートバイトの目的としては、留学費用を貯めることと、関東地方と比べて涼しそうなイメージがある北海道で働いてみたかったからです。

交通費が支給される点に魅力を感じました。関東から北海道への移動はそれなりに費用がかかるため、非常にありがたかったです。また、毎日温泉に入れたり、まかないが付いている点も大きな魅力でした。仕事が忙しい時も、美味しいまかないが楽しめるのはとても嬉しかったです。

派遣会社、エリア、職種などの決め手

求人情報の多さと分かりやすさがヒューマニックを選んだ理由

ヒューマニックを選んだ理由は、短期間（1週間～1ヶ月）の求人が充実していたからです。初めてのリゾートバイトだったので、1ヶ月未満の短期で働ける場所を探していました。他の派遣会社にも登録しましたが、3ヶ月以上の長期求人が多く、私の希望には合いませんでした。その点、ヒューマニックは短期間の求人が多く、自分に合った仕事を見つけやすかったです。また、求人が一覧になっていて見やすく、新着情報もわかりやすく表示されている点も選んだ理由の一つです。

福利厚生と生活環境を重視して仕事探し

仕事を探す際に重視した条件は、福利厚生や寮の環境、まかない、光熱費などの生活環境です。時給が高い求人にも魅力を感じましたが、慣れない場所で快適に暮らせる方が、最終的に生活の質が向上すると考えました。特に、寮の設備が整っていないとモチベーションに影響すると思い、シャワートイレが完備しているかどうかも重要視していました。ただ、今回の寮にはシャワートイレはありませんでしたが、それでも全体的に満足できる環境でした。

交通費上限5万円と露天風呂利用可が決め手

今回の職場を選んだ理由は、交通費が5万円まで支給される点です。関東地方からの移動には十分な金額で、経済的な負担が少なく済みました。また、宿泊客と同じ露天風呂を使える点も魅力的でした。他にも、まかないが3食付くことや、寮から職場まで徒歩30秒と非常に近かったことも決め手です。通勤が便利でよかったです。

仕事について

「宿泊業務全般（主にレストランホール）」の仕事とは

レストラン業務は大きく分けて「朝食バイキング」と「夕食のコース料理の準備・提供」があります。

朝食では、バイキングが始まる1時間前の6時に出勤し、冷蔵庫からサラダ類を並べ、厨房で料理を受け取り順次セッティングします。また、並行してドリンクコーナーの準備も行い、コーヒーメーカーのセットやドリンクの補充を担当します。バイキング中は、お客様のテーブルの片付けや料理の補充を随時行います。

夕食時は、コース料理の準備として、お冷の準備やお客様のご案内を行い、料理を出すタイミングを見計らって提供します。朝食バイキングと違い、お客様ごとに提供する内容が異なるため、間違えて提供しないかと常に不安があり大変でした。しかし、何度も経験を重ねることで少しずつ慣れていきました。特にお座敷での料理提供は、社員さんから作法を教わる機会がなかったため、最初は手探り状態でしたが、試行錯誤を繰り返して対応していました。

夏の時期はBBQの準備や提供も行います。それぞれ開始時間が分かれており、全体の状況を把握しながら進めることが大切となってきます。加えて、軽い洗い物、掃除などの雑用を行います。

メモを取りわからないことは社員に聞く

飲食業のアルバイトは初めての経験だったため、仕事に慣れるまでに約1週間かかりました。料理を提供するタイミングやお皿を下げる作法など、細かな点を掴むのが難しく専門用語にも戸惑うことも…。繁忙期ということもあり、初日から先輩リゾバスタッフに教わりながら実践的に仕事に慣れていきました。仕事を覚える際にはメモをその都度書き留めるようにし、それでも分からないことは社員に聞くようにしていました。

大学の夏休み期間を利用して働く大学生が多く、職場はアットホームな雰囲気

今回勤務したホテルは中規模ながら少人数精鋭で運営していて、職場全体では40人ほどでした。社員の方は40代以降の方が多く、男女比は概ね5：5、リゾートバイトの仲間に限ると8：2で男性の方が多かったです。また私と同じく大学の夏休み期間を使って来ている方が圧倒的に多かったです。

職場の雰囲気はとてもアットホームで、みんなが一生懸命に仕事に取り組んでいる印象でした。そのため、分からないことはなるべくアルバイト同士で解決するようにしていました。社員さん方は時に厳しく教えてくれることもあり、そのおかげで成長を実感できる環境でした。お盆期間中は、全国から多くの観光客が訪れるため非常に忙しくなります。ただ、忙しい時期でも上司が定期的に様子を見に来てくださり、アドバイスをいただけるので安心して働くことができました。

歴史あるホテルで快適に働ける環境

勤務先は、歴史があるホテルでした。北海道は冷房設備が整っていない場所もありますが、全体的に清潔で綺麗なホテルです。設備に多少古さを感じる部分もありますが、メンテナンスが行き届いており、快適に働ける環境でした。ただ、8月の北海道は気温が30℃近くなる日が多く、日中の暑さは厳しかったです。汗をかきながらの仕事は大変でしたが、窓を開けると時折涼しい風が入ってきて助かりました。

お客様からの「ありがとう」の言葉と自身の成長を実感できたことがやりがいに

最もやりがいを感じた瞬間は、お客様から「ありがとう」と感謝の言葉をいただいた時です。また、業務に慣れてきたら朝食バイキングを含め、セッティング作業は一人で行うため、一人で作業をこなせるようになった時にも自分の成長を実感し、やりがいを感じました。

給料はおおむね満足！

今回の時給は、リゾートバイトとしては平均的だと思います。繁忙期のお盆期間は忙しく、30分程度の残業が発生することもありましたが、その反動でお盆明けは早上がりや半休になることもありました。全体的に見て、給料は概ね満足しています。

ただ、土日祝日に時給アップなどがあれば、よりモチベーションが上がるのではないかとも感じました。結果的に、概算通りの収入となりましたが「とにかく稼ぎたい」という方には向いていないかもしれません。

生活について

露天風呂で仕事の疲れをリセット

リゾートバイトに行く前は、慣れない環境での生活に不安を感じていましたが、洗濯機や乾燥機が付き、まかないなども充実していたおかげで、1週間ほどで生活に慣れることができました。元々早起きの習慣があったので、朝の勤務は特に問題ありませんでした。

また、仕事が終わった後23時頃に温泉に入っていましたが、その時間帯はお客様も少なく、ほぼ貸し切り状態でリラックスできました。日々の仕事はとても疲れますが、温泉に入ることで癒され、疲れを翌日に持ち越すことはありませんでした。

普段と変わらない娯楽を楽しめる生活を送れるように工夫

寮は築年数が経っていたため、トイレはできるだけホテルの設備を利用するようにしていました。また、空いた時間を有効活用するためにNintendo Switchやノートパソコンを持参し、普段と変わらない娯楽を楽しめる生活を送れるように工夫しました。

その他、持参して役立ったものは、洗濯物を運ぶためのマイバッグや仕事着を掛けられるハンガーです。あると快適な生活が送れます。

食事面で困ることは一切なし！充実のまかない3食

食事は、毎日3食提供されました。食事を希望する場合は、前日までに専用の用紙にチェックを入れます。

朝食は、お客様のバイキングが終了した後、残った料理を派遣スタッフもいただく形式で、9時以降に食事ができました。バイキング形式なので、毎日多様な料理を楽しめましたが、同じメニューが続くため、少し飽きがくることもありました。昼食は、厨房のスタッフにお願いし、ラーメン（塩・味噌・醤油）やそばから選ぶことができ、特に北海道の味噌ラーメンが絶品でした。夜のまかないは21時頃からで、余った食材を使って料理人の方が作る料理が提供されました。北海道名物の「ザンギ」や「ツブ」を初めて食べましたが、とても美味しかったです。

食事は休憩室で他のスタッフと一緒に和気あいあいと楽しむことができ、食事面で困ることは一切ありませんでした。これは本当に有難かったです。

休憩・休日について

休憩時間（中抜け）は寮でゆっくり

勤務日の休憩時間（中抜け）は6時間ほど時間がありましたが、1日の業務が長いため、基本的に疲れを取るために寮かホテルの休憩スペースでゆっくり過ごしていました。近くの町や道の駅までは徒歩で30分以上かかり、気温も高かったため外出することはあまりありませんでした。

また、休憩時間を利用して洗濯物を済ませることも多く、特に乾燥に2～3時間かかるため、勤務前に回して勤務後に回収することで時間を有効に使っていました。

休日は訪れる機会が少ない北海道を満喫

休日は、近場の「静内町」や道の駅「サラブレッドロード新冠」などを訪れてリフレッシュしました。特に道の駅の展望台で景色を楽しむことが多く、涼しくて快適でした。2連休があった際は、1泊2日の札幌観光に行きました。時計台やさっぽろテレビ塔などの観光地を巡り、北海道ならではの海鮮やラーメンを堪能！また、帰省の際にも新千歳空港で再び北海道グルメを楽しむことができました。私の周りでも、連休を利用して北海道観光をしている方が多く、なかなか訪れる機会の少ない北海道で貴重な経験をすることができました。

リゾートバイトを経験して…

初日はドキドキだけど、刺激が多いリゾートバイト生活

リゾートバイト中に一番印象に残っているのは、ドキドキの初日勤務です。初日は名札やベストが準備されておらず、不安な気持ちでスタートしましたが、次第に慣れていきました。

また、夕食のコース料理を提供している際、偶然お客様と話す機会があり関東地方から訪れている方と会話が弾んだことが特に印象に残っています。さらに、ホテルでは宴会料理の提供もあり、様々な方と話すことが多くその1つ1つが印象的でした。それぞれホテルに来ている方には色々なバックグラウンドと想いがあって来ていると思うと、1日1日がとても刺激的で楽しかったです。

最後に、ホテルが大自然に囲まれた場所にあるため、様々な虫や生き物に遭遇することも多く、そのたびに驚きながらも楽しんでいました（笑）

世界が広がり、価値観が少し変わった

リゾートバイトを始める前は、仕事についていけるか、また寮生活に対する不安がありました。しかし、実際に経験してみると想像よりも「こんなもんか」と思うことが多く、何とかなる場面が多かったです。

また、初めて飛行機に乗り北海道に行ったことで、日本には様々な人がいて、世界が意外にも狭いと感じました。リゾートバイト仲間の多くも関東から来ていたので、自分の身近な世界が広がった気がしました。

長い大学の夏休み期間にこの経験ができたことは良かったと思います。空港などで世界各国の人々と触れ合うことで、さらに世界への興味が湧き、価値観が少し変わったように感じます。

リゾートバイトで得られる価値観や経験値は人生のアドバンテージ

通常のアルバイトとは違い、様々な人々との出会いや現地を観光できるというのがリゾートバイトの魅力だと思います。慣れない寮生活や慣れない仕事ではありますが、そこで得られる価値観や経験値は今後の人生においてアドバンテージになると思います。

さらに、リゾートバイトでは交通費が支給されることが多く、今回のように実質的に0円で北海道まで行けたのは非常にありがたかったです。

次はどこに行こう⁉リゾートバイトはまたやりたい

リゾートバイトはまたやりたい、チャレンジしたいと思います。理由は日本各地、求人が豊富で住み込みで様々な経験ができる点が魅力的だからです。実際にリゾートバイトをしている最中は慣れない環境なので正直「家に帰りたい」という気持ちはありました。だけど帰省する日には次のリゾートバイト先を探している自分がいました（笑）

リゾートバイトを検討している方に向けてメッセージやアドバイスをください！

これから初めてリゾートアルバイトに行く方へのアドバイスとしては、繫忙期（お盆など）に入る数週間前から勤務を始めることです。そうすることで、仕事に慣れる時間が確保できるからです。私の場合短期間だったため、就業して慣れない状態で繫忙期に入ったから…繁忙期の少し前から仕事をはじめることをおすすめします。

また、私個人としてはホテルの規模が大きいところがよいと思います。規模が大きいと教育体制が整っている傾向があり、初めてのリゾートバイトでも安心して勤務ができると思います。ただ規模が小さいホテルでも貴重な経験ができるので、長い夏休み期間を利用してぜひ挑戦してみてください。初めの一歩を踏み出せば、ヒューマニックがしっかりサポートしてくれますよ！

リゾバ満足度